株式会社アメニティジョイハウスは、首都圏の一都三県を中心にアパート投資をはじめとした不動産事業を展開している企業です。アパート投資では「エリア」と「物件タイプ」を厳選した独自の手法を採用し、安定的な賃貸経営を目指す点を特徴としています。
また、自社ブランドとして賃貸併用住宅を展開しており、居住と収益を両立できる不動産運用スタイルを提案している点も同社の強みです。
本記事では、株式会社アメニティジョイハウスの主な特徴やメリット、実際の口コミから見える評判について詳しく解説します。
株式会社アメニティジョイハウスの基本情報

株式会社アメニティジョイハウスは、千葉県船橋市に本社を置く不動産会社です。2000年に創業された同社は東京都中央区と千葉県長柄町に支店を構え、首都圏一都三県の特定条件下にあるエリア内に限定したアパート投資・プランニング事業をはじめとして賃貸管理事業、建築事業、トランクルーム事業などを幅広く手掛けています。
株式会社アメニティジョイハウスの不動産投資はエリアと建物を限定しているのが大きな特徴で、安定した不動産経営をワンストップで受けられることを強みとしています。
株式会社アメニティジョイハウスの特徴とメリット
株式会社アメニティジョイハウスには、主に以下の4つの特徴やメリットがあります。
対象エリアを「東京メガループ+ワイドエリア」に限定
株式会社アメニティジョイハウスの不動産投資は、独自の基準でエリアを厳選しており、この対象範囲を「東京メガループ+ワイドエリア」と定義しています。
同社によると、東京メガループとは東京・千葉・神奈川・埼玉の一都三県を結ぶ京葉線、武蔵野線、南武線、横浜線などの路線群を指します。この路線群と国道16号線の外側を含むエリアは、都心・副都心・新都心へのアクセスが良好で、今後も人口増加が見込まれるとしています。
一方で、地方エリアは企業や大学などの存在によって一時的に賃貸需要が高まることはあるものの、長期的な安定性には欠けると指摘。こうした理由から、アメニティジョイハウスでは東京メガループ+ワイドエリアを「長期的な資産形成に向く地域」と位置づけ、土地評価が高く融資を受けやすい点、売却時の流動性が高い点をメリットとして掲げています。
新築の木造3階建てアパート経営に特化
株式会社アメニティジョイハウスの不動産投資は、新築の木造3階建てアパートに特化している点が大きな特徴です。これは「都市部こそアパート経営に最も適している」という同社の考え方に基づいています。
木造3階建てアパートは、鉄骨造やRC造に比べて建築コストを抑えやすく、高い利回りを狙えること、減価償却期間が短く早期に収益化できることを理由に採用されています。さらに、土地の有効活用という観点でも、同社が対象としている「東京メガループ+ワイドエリア」には、建ぺい率60%・容積率200%といった3階建て向きの土地が多い点をメリットとしています。
また、3階建てにすることで入居が避けられやすい1階の割合を減らせるという点もポイントです。たとえば、1・2階各3戸の2階建てアパートでは1階の割合が50%となるのに対し、3階建ての場合は約33%に低下します。これにより、仮に1階の人気が低くても全体の入居率を高く維持しやすく、経営の安定につながるとしています。
加えて、木造3階建てアパートは2階建てよりも防火・耐震・遮音性能が向上するほか、銀行からの融資審査にも通りやすいとしています。
エリア選定から設計・施工、賃貸管理まで一気通貫で対応可能
株式会社アメニティジョイハウスのアパート投資は、前述の通り「東京メガループ+ワイドエリア」と定義する一都三県内の限定エリアで展開されています。同社ではこの範囲内で土地調査を行い、厳しい選定基準を満たした土地のみを対象としているとのこと。
アパートの設計・施工は自社で一貫対応しており、一級建築士が設計段階から入居率を意識したプランを策定。施工時には必要な工事のみを発注し、コストの最適化を図っているとしています。建物は耐久性・耐震性・耐火性に優れたツーバイフォー工法を採用し、断熱性・気密性の高さによる快適性や省エネ効果を特徴としています。
さらに、グループ会社である株式会社AJプロパティが賃貸管理を担当。入居募集から審査、契約、入居者対応、建物メンテナンスまでをカバーし、入居率98%超を実現しているとアピールしています。また、チャットやWeb会議などの不動産テックも活用し、オーナーの利便性向上を図っている点も特徴です。
賃貸併用住宅ブランドを展開
株式会社アメニティジョイハウスの大きな特徴のひとつが、賃貸併用住宅ブランド「Harvie(ハーヴィー)」を展開している点です。
戸建て住宅または二世帯住宅とアパートを一体化した建物での賃貸経営が可能で、オーナー住居部分を全体の50%以上にすることで住宅ローンが利用できる仕組みとなっています。併設したアパートの家賃収入を住宅ローン返済に充てられる点を、同社は大きなメリットとして掲げています。
「Harvie」では、オーナーの居住部分は家族構成やライフスタイルに合わせて専属デザイナーが設計を担当し、賃貸部分は収益性を重視したプランニングを実施。アパート部分については、同社のアパート投資・賃貸管理・リーシングマネジメントのノウハウを活かした運用サポートが受けられる仕組みです。
公式サイトでは多数の施工事例が公開されており、デザインや間取り、内装などの実例を写真付きで確認できます。
その一棟投資は大丈夫?見落としやすいリスクに注意!
利回りだけでなく、空室リスクも考える
一棟投資において、業者が示す利回りは”表面利回り”です。つまり満室を想定した数値であるということを肝に銘じておきましょう。
都心部の一棟物件と地方の一棟物件では利回りが倍くらい違うことがありますが、地方はそれだけ空室率が高いということ。空室率が高いため物件価格を下げて帳尻を合わせた結果、利回りが高くなっているに過ぎません。
そのため、利回りだけなく、賃貸需要の正確な把握が重要です。
修繕積立金を無視したキャッシュフローを提示する業者は要注意
一棟物件は12~15年に一度、大規模修繕が必要になってきます。
物件によりますが、大規模修繕に必要な費用は決して安い金額ではないので、毎月一定額を積み立てるのが一般的です。
そのため、不動産業者が示すキャッシュフローの中に大規模修繕の修繕積立金が入っていない場合は、過度に物件のキャッシュフローをよく見せようとしていると考えられます。
業者の中には注釈で右下に小さく書いているところもありますが、、、私としてはそういう姿勢が信用ならないですね。。
そういう業者はお断りです。
過去に修繕が正しく行われてきた物件ですか?
中古物件の場合、過去に正しく修善工事が行われてきたのかを確認する必要があります。アパートなどは個人オーナーが多く、実施されていないケースも多いので、不動産会社に確認するようにしましょう。
修繕工事前であれば、購入した投資家自身が修繕積立金を一括で用意する必要がありますので、注意が必要です。
エリアのAD(広告費用)を把握している?
物件の入居付けには、管理会社に入居者募集を依頼する必要があります。その際に必要な費用が『AD(広告費用)』です。
都内の一等地であればADは家賃1ヶ月分程度ですが、賃貸需要が弱いエリアであれば、AD5ヶ月分払わないと管理会社が積極的に動かない場合があります。
また、都心部では一般的な『更新料』ですが、その慣習がないエリアもあります。
一方、管理会社との更新手数料はどのエリアでも必要です。管理会社との契約の多くは2年更新で、2年ごとに家賃の半月から1ヶ月分の費用が更新手数料として請求されます。更新料がなければその分は手出しとなりますね。
そうした隠れたコストもシミュレーションでしっかりと見る必要があります。ADや更新料を把握しないと実質利回りがほぼ0やマイナスになることも。
一棟マンションやアパートは、分譲区分マンションに比べると設備仕様が低いため、そもそも入居付けで不利になります。入居付けにかかるコスト、管理会社にかかるコストを軽視せず、しっかりとした物件の選定が必要です。
株式会社アメニティジョイハウスの口コミ
数ある不動産会社の中から投資先を選ぶ際には、その会社の対応力や提案の質、自分の投資プランとの相性を見極めることが重要です。実際の利用者の声は、その判断材料の一つとなるでしょう。ここでは、株式会社アメニティジョイハウスに関する口コミを紹介します。
物件の質が良い
最初に提案された物件に不安があったものの、結果的にグレードが高く満足できたという口コミがありました。実際に購入後は年間収支が黒字化したとのことです。投資用物件の品質が高く、オーナー自身が納得して購入・運用に移れた点が高評価につながっているようです。
アパート経営初心者でも丁寧にサポートしてくれた
アパート経営の経験がない初心者でも、担当者が丁寧にサポートしてくれたという口コミも見られました。経営の基本から長期的な収支シミュレーションまで支援してもらえたことで、安心して賃貸管理を任せられたとの声が挙がっています。
株式会社アメニティジョイハウスのまとめ
株式会社アメニティジョイハウスは、首都圏の一都三県において、自社独自の基準で設定した「東京メガループ+ワイドエリア」に特化して不動産投資を展開しています。
同社は新築木造3階建てアパートを中心としたアパート経営を主軸に据え、賃貸併用住宅「Harvie(ハーヴィー)」などの独自ブランドも展開しています。
自社で土地の選定から設計・施工、賃貸管理まで一気通貫で対応できる体制を整えており、アパート経営初心者でも始めやすい点を強みとしています。施工するアパートは耐久性・耐震性・快適性を重視して設計されており、管理部門による高い入居率の維持もアピールポイントです。

土地探しから賃貸管理まで一社で完結できる体制を整えている同社ですが、アパート特化でマンションには対応していないようです。自分の投資方針と合うかをよく吟味しましょう。


一棟アパートやRCマンションをメインに投資。
サラリーマン時代に不動産投資を開始し、家賃収入50万円/月を達成し独立。
独立後、不労収入を増やすべく不動産会社や金融機関を開拓し、不動産投資の拡大に成功。
一棟アパートやRCマンションをメインにしていますが、メリットあれば区分、別荘やタワマンも所有しています。
不動産投資に大切なことは勉強ではなく、「順番と速度」です。
おおやの詳細はこちら