インハビット株式会社は、拠点がある北海道、特に札幌市内の収益不動産の売買や賃貸管理などを手掛ける不動産会社です。北海道内のみに特化した事業を行うことで、他にはない地元密着企業ならではのメリットを活かした新築賃貸住宅の販売、賃貸管理を行っているそう。
そこで本記事では、インハビット株式会社の基本情報と特徴やメリットを、インターネット上で確認できる口コミから見る評判とともに解説していきます。
インハビット株式会社の基本情報

引用:インハビット株式会社
インハビット株式会社は、北海道札幌市に拠点を置く、2007年設立の不動産会社です。同社は北海道に特化した収益不動産の売買や賃貸借仲介、賃貸管理に加えて不動産管理業務やマンション、オフィスビルなどの企画開発業務を手掛けています。
個人から企業まで幅広い顧客を持っており、不動産投資に関しては「オーナーの利益最大化」を掲げ、自社で積み上げた実績や経験、情報を提供してこの目標を追求・実現することに特化した事業展開をしていることを打ち出しています。
インハビット株式会社の特徴とメリット
インハビット株式会社は、以下の3つの特徴やメリットを持っています。
北海道内に特化した中古・新築物件を取り扱い
インハビット株式会社は、設立以来札幌市に拠点を置き、北海道内、特に札幌市を中心に収益不動産を取り扱う不動産会社です。当初は中古の収益物件を中心に扱っていましたが、現在は自社で企画・建設した新築物件の販売にも対応しており、地下鉄駅周辺など好立地の土地を厳選して建築を行っているとのこと。
新築企画の実績は公式サイトでも紹介されており、札幌市内を中心に多数の新築物件を手掛けています。市場調査を継続的に行い、入居者ニーズを踏まえたデザインや家賃設定を実施することで、引き渡し後に即満室となった事例もあるとしています。
また、独自ルートで取得した土地を活用し、建築会社とのネットワークによって建築コストを抑えることで、競合他社よりも低い家賃設定を実現している点も特徴です。これにより、入居率の向上を強みとしてアピールしています。
インハビット株式会社の物件情報は、公式サイトのほか「楽待」「健美家」などのポータルサイトでも確認できます。2025年10月時点では掲載件数は少ないものの、会員登録を行うと新築情報のメール配信を受け取ることが可能です。
市場調査から管理までワンストップの一括サポートを実施
インハビット株式会社では、これまで北海道で培った仲介実績を活かし、土地選定から建築、賃貸管理までを一括で行う新築企画を展開しています。
市場調査によって選定した土地に木造・RC造のアパートやマンションを建設し、引き渡し後の賃貸管理まで自社でサポートすることで、オーナーが安心して賃貸経営を行える体制を整えているようです。
同社は、物件の供給数をあえて絞り、1件ごとの管理品質を高める方針を掲げています。中古物件についても、家賃推移や空室期間、改修費などを踏まえたシミュレーションを提示し、不動産投資初心者にも分かりやすい提案を行っていると主張しています。
自社販売の物件に限定した「不動産業界の常識にとらわれない」賃貸管理を提供
インハビット株式会社は、自社で企画・販売した物件に限定して賃貸管理を行う点を特徴として打ち出しています。これは、他社物件も広く受け入れる一般的な管理会社とは異なり、管理物件の質を維持するための方針とされています。
同社では「些細な問題にも迅速に対応」をモットーに、不要な修繕を避け、内装や修繕は業者卸価格で提案。退去時の原状回復費用もガイドラインに基づいて精算を行うとしています。
このように、コストを抑えつつオーナー利益の最大化を図る管理体制をアピールしており、入居率は95%を超えていると公表しています。
その一棟投資は大丈夫?見落としやすいリスクに注意!
利回りだけでなく、空室リスクも考える
一棟投資において、業者が示す利回りは”表面利回り”です。つまり満室を想定した数値であるということを肝に銘じておきましょう。
都心部の一棟物件と地方の一棟物件では利回りが倍くらい違うことがありますが、地方はそれだけ空室率が高いということ。空室率が高いため物件価格を下げて帳尻を合わせた結果、利回りが高くなっているに過ぎません。
そのため、利回りだけなく、賃貸需要の正確な把握が重要です。
修繕積立金を無視したキャッシュフローを提示する業者は要注意
一棟物件は12~15年に一度、大規模修繕が必要になってきます。
物件によりますが、大規模修繕に必要な費用は決して安い金額ではないので、毎月一定額を積み立てるのが一般的です。
そのため、不動産業者が示すキャッシュフローの中に大規模修繕の修繕積立金が入っていない場合は、過度に物件のキャッシュフローをよく見せようとしていると考えられます。
業者の中には注釈で右下に小さく書いているところもありますが、、、私としてはそういう姿勢が信用ならないですね。。
そういう業者はお断りです。
過去に修繕が正しく行われてきた物件ですか?
中古物件の場合、過去に正しく修善工事が行われてきたのかを確認する必要があります。アパートなどは個人オーナーが多く、実施されていないケースも多いので、不動産会社に確認するようにしましょう。
修繕工事前であれば、購入した投資家自身が修繕積立金を一括で用意する必要がありますので、注意が必要です。
エリアのAD(広告費用)を把握している?
物件の入居付けには、管理会社に入居者募集を依頼する必要があります。その際に必要な費用が『AD(広告費用)』です。
都内の一等地であればADは家賃1ヶ月分程度ですが、賃貸需要が弱いエリアであれば、AD5ヶ月分払わないと管理会社が積極的に動かない場合があります。
また、都心部では一般的な『更新料』ですが、その慣習がないエリアもあります。
一方、管理会社との更新手数料はどのエリアでも必要です。管理会社との契約の多くは2年更新で、2年ごとに家賃の半月から1ヶ月分の費用が更新手数料として請求されます。更新料がなければその分は手出しとなりますね。
そうした隠れたコストもシミュレーションでしっかりと見る必要があります。ADや更新料を把握しないと実質利回りがほぼ0やマイナスになることも。
一棟マンションやアパートは、分譲区分マンションに比べると設備仕様が低いため、そもそも入居付けで不利になります。入居付けにかかるコスト、管理会社にかかるコストを軽視せず、しっかりとした物件の選定が必要です。
インハビット株式会社の口コミ
インターネット上で確認できるインハビット株式会社の口コミは、入居者による賃貸管理に関するものが中心で、収益物件の購入者やオーナーによるものは見当たりませんでした。そのため、以下では賃貸管理の評判として入居者の口コミ傾向をまとめます。
口コミでは、「連絡すると言われたのに折り返しがない」「電話対応が悪い」といった指摘が複数見られます。入居前に修繕が終わっていなかった、設備不備の対応が遅かったといった内容もあり、管理体制や顧客対応への不満が目立ちます。
また、「こちらから連絡しない限り動かない」といった声もあり、迅速さや主体的な対応に欠ける印象を持つ入居者も少なくないようです。担当による対応レベルはまちまちかもですね。
インハビット株式会社のまとめ
「オーナーの利益最大化」を掲げるインハビット株式会社は、拠点を置く北海道、特に札幌市内に強みを持つ不動産会社です。
土地の取得や建築コストの削減を独自ルートで実現し、厳選した土地に建設する新築アパート・マンションでの不動産投資を提案しています。
収益物件の購入から賃貸管理までをワンストップで提供し、管理対象を自社販売物件に限定することで品質の維持を図っている点も特徴です。北海道内で収益物件の購入や売却を検討している方にとっては、地元密着の利便性が高い会社といえるでしょう。

インハビット株式会社は、地域密着型ならではのネットワークと新築企画を強みとしていますが、人口減少が進む北海道では長期的な賃貸需要を慎重に見極める必要があります。
また、口コミでは賃貸管理への不満も見られるため、契約前に管理体制や対応方針を確認しておくことが重要です。気になることがあれば、私にも相談してくださいね。


一棟アパートやRCマンションをメインに投資。
サラリーマン時代に不動産投資を開始し、家賃収入50万円/月を達成し独立。
独立後、不労収入を増やすべく不動産会社や金融機関を開拓し、不動産投資の拡大に成功。
一棟アパートやRCマンションをメインにしていますが、メリットあれば区分、別荘やタワマンも所有しています。
不動産投資に大切なことは勉強ではなく、「順番と速度」です。
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